プッチーニ 私のお父さん [オペラアリア]



プッチーニ[るんるん]私のお父さん


プッチーニは言わずと知れたオペラの巨匠です。
数多くのオペラを、しかも名曲を作った人です。
そして当然ですけど、素晴らしいアリアがたくさんあります。

その中からの一曲。
『ジャンニ・スキッキ』の中の有名なアリア、「私のお父さん」。
映画「眺めのいい部屋」の主題歌としても使われたのでご存知の方も多いかもしれません。
歌の大意としては、恋する人のことをお父さんに告げています。

それはともかく、旋律が大変美しく、気持ちよくなってきます。

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広大な景色が見えます。空はどこまでも高く、青く、そして澄んでいます。
向こうの方にはなだらかな丘があり、そのまた向こうには緑の木々が見えます。
文句のつけようがない美しい風景です。
このアリアはそんな青空に吸い込まれるように、丸く、やわらかく広がっていくのです。
そんな気がします。



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王宮の花火の音楽 [管弦楽曲]




ヘンデルの「王宮の花火の音楽」。
タイトルからして豪華そうですが、本当にコージャスな曲だとパパねこは思います。
それでいて聴いていると何だか妙にわけもなくウキウキしてきちゃいます。

ヘンデルとバッハは共にバロック期の巨匠ですが、この2人、全然違いますよね。
性格もすごく違っています。
ほとんどドイツ国内にとどまり、雇い主の言うことを聴き続けたバッハ。
好き勝手に色んなところに行って、雇い主の言うことなんて聞かなかったヘンデル。

バッハの曲を聴いていると、「バロックだよな」と思うのですが、
ヘンデルの曲を聴いても「バロックだよな」と思ってしまいます。
うん、どうしてでしょう。

王宮の花火の音楽は、イギリス王・ジョージ二世の依頼によって作られた曲です。
オーストリア継承戦争が終結し、それを記念して花火大会が行われることになりました。
その時に初演されたのです。

ということは、野外での演奏を想定して作られたわけですから、管楽器群が活躍します。それでいて、高貴さがあり、派手だけど堂々とした風格があり、何となく古めかしい気がするのです。
ボリュームを下げて聴いていると、何だか遠い昔の懐かしく暖かな夢を見ているような気になります。


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シューベルト ♪ アヴェ・マリア [声楽曲]

シューベルト ♪ アヴェ・マリア


アヴェ・マリアというのは、聖母・マリアを称えるために作られた音楽です。
だから、多くの作曲家が同名の曲を作っています。

で、シューベルトのアヴェ・マリア。
歌曲王のシューベルトだけあって、本当に美しい旋律です。
色んな楽器用にアレンジもされています。

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この曲を聴くと、何だか厳かな雰囲気が漂ってきます。
そして心が清められるような気がします。

クリスマスが近づくと、聴きたくなる曲です。
と言いながら、パパねこは一年中聴いていますが。


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ショパン ♪ 子守歌 [ピアノ曲]

ショパン ♪ 子守歌



ピアノの詩人・ショパン。
ちまたに流れている説では、ショパンは生涯に3人の女性に恋をしたと言われています。
3人が多いか、少ないかは意見の別れるところでしょうが、まあ言葉のあやとして「恋多き人生でした」と言う方がいいですよね、やっぱり。

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ピアノが弾けて、ハンサムで、病弱ときたらもてる要素満載です。
しかし結婚はしませんでした。
そして当然の帰結として、子どももいませんでした。
そんなショパンの作品に「子守歌」というのがあります。

ええ、子守歌。一般的な意味合いで言えば、赤ちゃんを寝かしつけるための歌ですね。
では、その赤ん坊とは? と考えたくなるのが人情です。
ショパンと親しかったオペラ歌手の子どものために書かれたという説もあります。

ここからはパパねこの考えなのですが、
ショパンの子守歌は全然子守歌ではないと、ええっと、不肖・パパねこは愚考します。
だって、眠たくならないで聴き入ってしまうのですから。
優しい感じがする穏やかな曲です。それでいて、高貴というか気高い曲だと思ってしまいます。どこまで行っても、ショパンの曲なんですよね。
事実、この曲は「変奏曲」というタイトルでした。
文字通り、14回もの変奏があるのです。
楽譜を出版するときに、アドバイスを受けて「子守歌」としたのです。
確かに全体の曲調は子守歌っぽいです。
だからと言って、一般的な意味合いでの「子守歌」からは遠く離れているような気がするのです。演奏だってそう簡単ではなさそうだし。


とは言うものの、聴いていれば穏やかな気持ちになれる名曲です。
眠ってしまうにはもったいないような気もします。


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ハイドンの主題による変奏曲 ♪ ブラームス [管弦楽曲]

ハイドンの主題による変奏曲 ♪ ブラームス


ブラームスという人は、一応、ロマン派の時代の作曲家だが、
“ロマン派”の作曲家とは言い難いですね。
たとえば、ベルリオーズやショパン、リストが新しい音楽を切り開いていったのと比べ、ブラームスは後ろを見ていたような気がするのです。
つまり、時代の最先端をいく音楽を作るよりは、古典派の音楽に興味を持っていたように思えるのです。とは言っても、もちろん、ブラームスの作品が懐古趣味的であるということではないです、念のため。
ハイドンの主題による変奏曲 なんてものを作曲するなんて、その証左ではないでしょうか。

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ハイドンの主題 とありますが、本当はハイドンが作曲したものかどうかは分かりません。親しまれている讃美歌の旋律を、ハイドンが小品の中で用いたようです。
いずれにしても、古い旋律です。その変奏曲をブラームスは作ったわけです。

この作品、変奏曲とはいえ、いかにもブラームスらしいものを感じてしまいます。
緻密なオーケストレーションで、ロマンチックでしっくり心に染みます。
オーケストラでの演奏ですけど、決して派手ではない。
讃美歌に使われるメロディーだけあって、心にしっくりきます。


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ブラームス ♪ 交響曲 第4番 [交響曲]

ブラームス ♪ 交響曲 第4番


今日で11月も終わりです。
もう秋も去っていきます。
ということで、去りゆく秋を惜しむように、ブラームスの交響曲第4番について駄文を書きます。
どうしてブラ4 という疑問もあるでしょうが、パパねこはこの曲に晩秋を強く強く感じるからです。
特にこの曲が始まる部分、木々の葉が黄金色に輝き、風に舞いながら散っていく美しい情景が目に浮かぶようです。

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ブラームスはその生涯に4つの交響曲を書きました。
交響曲のみならず、ブラームスの音楽はいずれも、渋いというのか、深いものが多いです。
決して軽快であったり、明るかったり、楽しい音楽ではない。
いや、軽快で楽しい音楽があるかも知れないけれど、そうした持ち味よりは深く渋い側面をパパねこは強く感じるだけかもしれませんが。
パパねこはそうした深みのある渋さが好きです。

そんな中でも、特に交響曲第4番の深さは好きです。枯れているわけではないけれど、人生の深みを感じます。そしてその深みは、ブラームスがくぐり抜けてきた苦悩や苦労、我々の周りに常にあるつまらない問題の数々(上司の意地悪や、同僚の嫉妬、ゆえのない差別や誤解)の末に手に入れた人生の豊かさ、真実の優しさとやすらぎを聴く者に与えてくれるのです。


パパねこはこの曲を聴けばとても落ち着いた気持ちになれます。
多くの指揮者がこの曲を録音していますが、なかなか甲乙つけがたいです。
色んな演奏で楽しんでいます。
しかし残念なことに、ブラームス自身の編曲による2台ピアノ版は聴いたことがありません。いつか聴いてみたいです。




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ブラームス♪クラリネット五重奏曲 [室内楽]

ブラームス♪クラリネット五重奏曲



クラリネット五重奏曲という形式で作曲をした人は、そう多くはない。
だから、当然、この形式の音楽も多くはない。
それなのに、名曲が多い。不思議なことに。
モーツァルトとブラームスがカップリングされたクラリネット五重奏曲のCDを愛聴しているが、
どちらも、本当に名曲です。



さて、ブラームスの話。
ブラームスは交響曲やドイツレクイエム、協奏曲など大曲を作った後、
ブラームスの晩年にあたる1890年、弦楽五重奏曲の二番を書き上げた。
そして、それを最後に大曲はもう書くまい、とブラームスは決めたのです。

その理由はわかりませんが、創作力の限界を感じたのかも知れません。
いや、そればかりではなく、生きる力がなくなってきたのかも知れません。
まるで、ろうそくの炎が小さくなるように、ブラームスに与えられた寿命も尽きようとしている、と本人がなんとなく感じたのかもしれません。
そして、それまで書きとめた作品の整理にかかり、翌年には遺言状の作成準備まで始めたのです。


クラリネット五重奏曲が作曲されたのは、それから後のことです。
いったい、ブラームスに何があったのか?


リヒャルト・ミュールフェルトというクラリネット奏者との出会いが、ブラームスをして五線譜に向かわせたのです。
彼女の演奏を聴いて、ブラームスはクラリネットの曲を書いたのです。
それも、ブラームスらしからぬ速さで。

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しかしこの曲はいいですね。
のびのびとしていて、しかも人生の深い部分のでの温かさを感じます。
いつまでも、いつまでもそのあたたかな火種が、心の中に残っているような、大きくはないけど、なくなりはしない〝あたたかさ〟です。

そうしたあたたかさに、やすらぎを感じない人はいないでしょう。


明るくのびやかでありながら、どこまでも深い曲って、そうそうあるものではありませんよね。



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ホルン協奏曲第1番 第1楽章 ♪ モーツァルト [協奏曲]

ホルン協奏曲第1番 第1楽章 ♪ モーツァルト


なんとも楽しい曲です。
そして安らげる曲でもあります。

なじみやすいメロディーが耳についたら、もうそれだけで楽しくなり、
しあわせな気分に浸れます。
優しく、あたたかく包み込むような旋律をパパねこは気に入っています。
ホルンの音色の特徴を生かした名曲です。

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モーツァルトはこのホルン協奏曲を名ホルン奏者のロイドゲーブのために書いたと言われています。
ホルン独奏部分にはロイドゲーブをからかうような演奏指示のセリフが書き込まれている。これはモーツァルト流の友情のあかしのようなものなのでしょう。

でもこの曲、少し不思議です。
協奏曲は普通は3楽章なのに、第1番は楽章が2つしかありません。
そして、第1番はモーツァルトが作った4曲のホルン協奏曲の中で、実は最後につくられたものだというのが、定説になっているようです。
作曲されたのは、モーツァルトの死の年、だから2楽章しかないのでは、という説もあるようです。

それはともかく、みなさんにお聞きいただきたい曲です。



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ヨーゼフ・シュトラウス ♪ 天体の音楽 [管弦楽曲]


ワルツ「天体の音楽」


ウィーン・フィルのニューイヤーコンサートでよく取上げられる曲ですね。
シュトラウス一家の次男、ヨーゼフによって作曲されました。
ヨーゼフは建築技師だったのですが、病気の兄(ヨハン)の代役で指揮者デビューし、そのまま音楽をやりつづけた人です。

天体の音楽はヨーゼフの代表作の1つに数えられる名曲です。
宇宙の運行を偉大なハーモニーと考えて書かれた、といわれていますが・・・
よく分からないですよね。

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でも、壮大で心がやすらいでくる気がしませんか?
すごく高さを感じます。
いや、高さじゃないかな、天空かな。
ずっと、ずっと上のほうまで、見えないぐらい高いところまで音楽が広がっているような気がします。
あるいは、そういうところから音楽が聞こえてくるような気がします。

うん、いずれにしても、ふわっと、安らいだ気持ちになれるワルツです。



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ピアノ四重奏曲 第2番第3楽章 ♪ モーツァルト [室内楽]

ピアノ四重奏曲 第2番第3楽章 ♪ モーツァルト


モーツァルトはピアノ四重奏曲という形態の音楽を2曲作りました。
ウィーンの楽譜商からの依頼で「アマチュア向けの室内楽を」ということで、作曲されたのです。
第1番の方はこのブログでも紹介しましたが、「難しすぎて一般受けしない」と言われ、
楽譜商の予想通り、あまり売れませんでした。
第2番の方も、「うーん、これはちっょとね」と言うことで、初期の契約は破棄され、
結局違う出版社から世に出ることになったのです。

モーツァルト・肖像.jpg


当時の大衆にこの曲が受け入れられる要素があったのか、なかったのかはパパねこには判断がつかないことですが、第2番の第3楽章は好きです。
この上なく、軽やかで、エレガントで気持ち良くなります。

どうしてかはわからないですけど、クリスタルの食器を思い浮かべてしまいます。
繊細で、上品で、パパねこのような庶民は触ることができず、見るだけ。でも見ているだけでしあわせな気分に浸れる、って感じかな。



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