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モーツァルト♪フルート四重奏曲 第1番 [室内楽]


モーツァルト・肖像.jpg

パリに向かっているモーツァルトが途中で立ち寄ったマンハイムで作曲された曲です。
21歳のモーツァルトは職を求めてパリに旅立ちました。その途中でマンハイムに立ち寄り、そこで作曲されたのがこのフルート四重奏曲です。
オランダの商人に依頼され、作りました。
お金が目当てだったのでしょう。



素人に頼まれ、それをお金のために受けてしまうのは、今も昔も変わらないことなのかも知れません。
それに加えて、モーツァルトはフルートという楽器が嫌いでした。

それなのに、こんな美しく気品あふれる音楽を作ってしまうのですね、モーツァルトと言う人は。
フルート四重奏曲第1番は、パパねこに言わせるとですが、朝に聴くに限ります。
昇り始めたばかりの太陽、まだ何ものにも汚されていない空気、さわやかな気分でこの曲を聴くと、それは至上の幸福ですよ。



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シューベルト♪八重奏曲 ヘ長調 [室内楽]




シューベルトさんは歌曲ばかりではなく、色んな種類の音楽を書きました。
もちろん、室内楽曲も。
今回取り上げた八重奏曲はトロイヤー伯爵の依頼で書かれたものです。
当時ウィーンで流行っていたベートーベンの七重奏曲のようなものをと、依頼したのです。
だから、規模とか形式では、ベートーベンの七重奏曲と似ていますね。

シューベルト・顔アップ.jpg


でも、そこはシューベルト、美しく親しみのもてる旋律が耳に心地よいです。
そして、歌うように流れるメロディーが、規模の大きな室内楽でありながら、心をあたためてくれるような気がします。


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グルックのシャコンヌ [室内楽]




久しぶりの更新になりました。
心新たに更新していくつもりですので、よろしくお付き合いのほど、お願いします。

P7130345.JPG

グルックという作曲家はなじみがないかも知れません。
あまりメジャーではないですよね。
この人、1714年にボヘミア生まれました。
1714年といえばバッハの子どもにあたるぐらいです。
つまり、バロック期の作曲家になります。

このシャコンヌは強烈な個性を感じられるわけでもないし、
一度聴けばそのメロディーが耳から離れないという曲でもありません。
だけど、すうーっと身体に入ってくるというか、聴いていてものすごぉぉぉく馴染みの良い音楽です。




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モーツァルト♪弦楽四重奏曲第22番 [室内楽]



クラシック音楽の中で弦楽四重奏曲という形態は、どちらかと言えば地味ですよね。
聞いていて迫力があるとか、楽しげだとかではないですが、それでも他にはない魅力があります。それが何かと問われれば、言葉に表すのは難しいのですが。

モーツァルト・肖像.jpg
弦楽四重奏曲第22番もモーツァルトらしい一曲です。
明るいのだけど、たとえばアイネ・クライネのような陽気さではありません。
落ち着いた中にも、明るさや楽しさ、自由といったものが垣間見れると言った方が良いのかもしれません。

しっとりと、心静かに聞くのがお勧めです。
曲の美しさに心があらわれるような気がします。
やすらぎの一曲ですね。



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ブラームス♪クラリネット五重奏曲 [室内楽]

ブラームス♪クラリネット五重奏曲



クラリネット五重奏曲という形式で作曲をした人は、そう多くはない。
だから、当然、この形式の音楽も多くはない。
それなのに、名曲が多い。不思議なことに。
モーツァルトとブラームスがカップリングされたクラリネット五重奏曲のCDを愛聴しているが、
どちらも、本当に名曲です。



さて、ブラームスの話。
ブラームスは交響曲やドイツレクイエム、協奏曲など大曲を作った後、
ブラームスの晩年にあたる1890年、弦楽五重奏曲の二番を書き上げた。
そして、それを最後に大曲はもう書くまい、とブラームスは決めたのです。

その理由はわかりませんが、創作力の限界を感じたのかも知れません。
いや、そればかりではなく、生きる力がなくなってきたのかも知れません。
まるで、ろうそくの炎が小さくなるように、ブラームスに与えられた寿命も尽きようとしている、と本人がなんとなく感じたのかもしれません。
そして、それまで書きとめた作品の整理にかかり、翌年には遺言状の作成準備まで始めたのです。


クラリネット五重奏曲が作曲されたのは、それから後のことです。
いったい、ブラームスに何があったのか?


リヒャルト・ミュールフェルトというクラリネット奏者との出会いが、ブラームスをして五線譜に向かわせたのです。
彼女の演奏を聴いて、ブラームスはクラリネットの曲を書いたのです。
それも、ブラームスらしからぬ速さで。

ブラームス.jpg


しかしこの曲はいいですね。
のびのびとしていて、しかも人生の深い部分のでの温かさを感じます。
いつまでも、いつまでもそのあたたかな火種が、心の中に残っているような、大きくはないけど、なくなりはしない〝あたたかさ〟です。

そうしたあたたかさに、やすらぎを感じない人はいないでしょう。


明るくのびやかでありながら、どこまでも深い曲って、そうそうあるものではありませんよね。



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ピアノ四重奏曲 第2番第3楽章 ♪ モーツァルト [室内楽]

ピアノ四重奏曲 第2番第3楽章 ♪ モーツァルト


モーツァルトはピアノ四重奏曲という形態の音楽を2曲作りました。
ウィーンの楽譜商からの依頼で「アマチュア向けの室内楽を」ということで、作曲されたのです。
第1番の方はこのブログでも紹介しましたが、「難しすぎて一般受けしない」と言われ、
楽譜商の予想通り、あまり売れませんでした。
第2番の方も、「うーん、これはちっょとね」と言うことで、初期の契約は破棄され、
結局違う出版社から世に出ることになったのです。

モーツァルト・肖像.jpg


当時の大衆にこの曲が受け入れられる要素があったのか、なかったのかはパパねこには判断がつかないことですが、第2番の第3楽章は好きです。
この上なく、軽やかで、エレガントで気持ち良くなります。

どうしてかはわからないですけど、クリスタルの食器を思い浮かべてしまいます。
繊細で、上品で、パパねこのような庶民は触ることができず、見るだけ。でも見ているだけでしあわせな気分に浸れる、って感じかな。



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モーツァルト/ピアノ四重奏曲 第1番 第3楽章 [室内楽]


ピアノ四重奏曲は、ヴァイオリン、ヴィオラ、チェロそしてピアノという編成です。
この演奏形態はモーツァルトが確立したと言われています。
さすが、[ぴかぴか(新しい)]天才・モーツァルトですね。





モーツァルト・肖像.jpgでは、なぜこのような編成で曲が生み出されたのか?
直接のきっかけは、ウィーンの楽譜商から
「アマチュア向けの室内楽」
の作曲を依頼されたからです。


一般的なヴァイオリン+チェロ+ピアノという編成にヴィオラを加えたのがミソです。
ヴィオラの中音域が好きだったモーツァルトらしい発想といえるかもしれません。


しかし、出来上がったピアノ四重奏曲 第1番 は
「大衆に受け入れられない」
と出版に難色を示されたのです。そして、実際に評判も、売れ行きも芳しくなかったのです。


確かにト短調で作曲されたこの曲は、モーツァルトの芸術性、天性の才能がほとばしっているように、パパねこには思えます。
だからこそ、当時の大衆には受け入れられなかったのでしょう。


それでもなお、第3楽章に関して述べれば、
軽やかで、変化に富み、親しみがもてます。
優しい旋律に、やすらぎ を覚えます。




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チャイコフスキーの弦楽セレナーデ [室内楽]



日本人がもっとも好きな作曲家の1人であるチャイコフスキー。

チャイコフスキーの代表作は何か?
そう問われると返答に困ります。
名曲がたくさんあるんだから。



で、P7130345.JPG これは屈指の名曲です。 文字通り、弦楽器で奏でるセレナーデ、恋のメロディです。 聴いていてとてもやすらぎます。 テレビCMでも使用されましたし、 N響アワーのオープニングでも使われましたよね。 我らが小澤もよくこの曲を取り上げます。 病気療養中の小澤が、サイトウ・キネン・フェスティバルでこの曲を振りました。 そのドキュメンタリーは感動的でした。 おっと、話が逸れてしまった・・・ そうですね、パパねこのお勧めは、 、といっても深夜ではなく、人が布団に入るか入らないかの時間、に 窓辺に座って、小さな音量で聴く という感じでしょうか。 弦楽セレナードはチャイコフスキーがモーツァルトへの敬愛から書いたものです。 彼のパトロンだったメック夫人にも「強い内的衝動によって書かれ、芸術的な価値を失わない」と、この曲についての思いを書き送っています。 クリックして応援してね! 人気ブログランキングへ
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トルストイを泣かせたアンダンテ・カンタービレ [室内楽]

美しいといえば、非常に美しい曲です。
ロシアの作曲家・チャイコフスキーアンダンテ・カンタービレ
えっと、長いので チャイコさん と呼ばしてもらいます。


チャイコフスキー1.jpg
アンダンテ・カンタービレはいろんな楽器で演奏されています。
チェロやヴァイオリンでの演奏を聴いたことがあるのではないでしょうか。
でも、この曲のオリジナルを聴いたことがある人はすくないかもしれません。
この曲、もともとは弦楽四重奏曲第一番の第二楽章です。
チャイコさんは、とても気に入っていたのでしょう、自分でチェロと弦楽曲として編曲しています。
ヴァイオリンとピアノ用には、クライスラーが編曲しています。


しかし、どんな楽器で演奏されようと、
どんなアレンジをされようと、
曲そのものが持つ味わいが消えることはないのでしょう。

いい曲ですよね。
            聴き入りますよね。
                   やすらぎます。                                 

さて、トルストイがあるとき、モスクワに着ました。
文豪を歓迎する演奏会でこの弦楽四重奏曲が演奏されました。
第二楽章の「アンダンテ・カンタービレ」を聴いた文豪・トルストイは感動のあまり、涙を流したということです。
作曲家として隣に座っていたチャイコさん、この出来事を終生の誇りとしたそうです。



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モーツアルトがクラリネット五重奏曲を作曲したわけ [室内楽]


クラリネット五重奏曲は、短すぎるモーツァルトの人生の終わり近くに作曲されました。


その旋律は、どこまでも透明で澄んでいます。
この曲を聴いていると、やすらぎます。

いえ、やすらぐ、というようなレベルではありません。
   心に溜まった汚れが消えていく気がします。
        悩んでいたことが、とてもつまらないように思えます。
              そして、心が蘇ってきます。



さて、モーツァルトの時代、管楽器はまだ開発途上でした(オーボエは除く)。
木管楽器のクラリネットも、まだ現在のような楽器ではなく、とても高いレベルでの独奏能力を期待できるものではありませんでした。

それなのに、どうしてモーツァルトはクラリネットのための曲を作曲したのでしょう?


thumbnail.jpg
それはクラリネットの名手・シュタードラーとの出会いがあったからです。
このシュタードラーさん、クラリネットが上手だっただけではなく、バセット・クラリネットという低音域の出るクラリネットを開発したのです。
モーツァルトと仲の良い友達でもあったのですが、またフリーメーソンの同士でもありました。
そうしたことから、モーツァルトはクラリネットのための音楽を書いたのでしょう。

クラリネット五重奏曲は≪シュタードラー≫という副称がついています。




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