カラヤン 私考 [演奏家]

古い話ですが・・・

映画界の巨匠・ヴィスコンティが『ベニスに死す』という映画を作りました。
映画の中で、マーラーの交響曲第5番の第4楽章アダージェットが使われました。

音楽界の巨匠・ヘルベルト・フォン・カラヤンがマーラーの5番を録音し、マーラーブームに火をつけました。
そして、マラ5のアダージェットをトップにもってきた『アダージョ・カラヤン』というアルバムを作りました。
これは大ヒットしました。
その後も、『アダージョ ○○』というアルバムが雨後の竹の子のようにたくさん生まれましたもんね。



アダージョというのは「ゆるやかに」という音楽用語。アンダンテよりは遅く、ラルゴほどは遅くない速度です。微妙ですね。字面では分かっても・・・という感じです。
もともとは、「くつろいで」という意味からでた言葉です。
そう考える方が、分かりやすいですね。

だからでしょうか、アダージョの曲は聴いていて やすらぐ ニャン。


2006-07-25-02.jpg
カラヤンって商売上手ですね。
いや、商売上手というより、企画力があるのでしょう。
いや、企画力というよりは、聴衆のことをよく知っているのでしょう。
いや、聴衆のことを知っているというより、自分の音楽と聴衆の関係を熟知しているのでしょう。
と、言うことは、自分の中に確固とした音楽があり、その音楽を確固として表現できているのだと思います。

つまり、やっぱり、どう言おうが、

カラヤンは帝王

ってことでしょうか。


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